医療のプロが書く、役に立つ医療と健康のお話
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医療のプロが書く 役に立つ医療と健康のお話

頼りになる看護師さん−気軽に相談できる健康コンサルタント 2013.06

 お医者さんに診察してもらう時、どうしても緊張してしまうという方も多いでしょう。しんどくてたまらないのに、難しい専門用語を使って病状を説明されても頭に入らない、という経験もよくあること。でも先生は多忙だし、一生懸命、説明されるので、分からないことを質問するのは気が引けてしまう、というのが普通の患者さんの立場だと思います。

 何か良く分からないまま「分からないことはありませんか」と訊かれても「いや、特にないです」と答えてしまうのが人間の性というものでしょう。皆さんは、そのまま病院やクリニックを後にされていませんか?自分の身体だから、やはり病気のことは知っておきたいものです。安心したいから病院に行くということは、よくあります。熱が下がっても、なぜ熱が出たのか知りたいから診察を受ける、といったことです。だから分からないまま帰って行くのは不本意でしょう。

 あるクリニックでは、看護師さんがお帰りになる患者さんに声を掛けています。「今日の診療で何か気になることはありませんか?」と一声を掛けるのです。看護師さんなら気後れすることなく、分からないことを尋ねることが出来るのではないでしょうか。看護師さんの知識は大したものです。経験の浅い若い先生より、ずっと広く深い知識を持っていることがあるよ、とベテランのお医者さんが言います。健康のコンサルタントとして頼ってみてはいかがでしょうか。

 もちろん、看護師さんも暇ではありません。独占して、他の患者さんに迷惑を掛けるわけにはいきません。でも正直に「先生の話、ここが分からなかったんですけど」と質問してみてはいかがでしょうか。大概は、ニコっと微笑みながら教えてくれることでしょう。彼女らは心から「お大事に」と言ってくれます。

 医師も看護師も、どちらにも「師」の字が付いています。健康に関するプロフェッショナルであることには変わりありません。ただし、質問は整理してからにしましょう。コミュニケーションにはお互いの分かり易さが必要です。

大阪市立大学大学院 経営学研究科 特任教授
 株式会社 メディサイト 代表取締役 松村眞吾

お医者さんとのコミュニケーション −「健康ノート」の勧め2013.06

 ある調査によれば、患者さんの満足のほとんどは医師とのコミュニケーション次第だということです。先生が病状を良く聴いてくれて、分かりやすく説明してくれたらうれしい、というわけです。病院やクリニックに行くのは、病気を治したいからですが、安心したいという気持ちも大きいでしょう。先生のお話で納得したいということもあります。

 医師・患者間のコミュニケーションで何が問題になるのでしょうか。一つは医師側における"決めつけ"であり、一つは難解な専門用語などです。患者側での問題はないでしょうか。先生に聴いてもらいたいというならば、そのために準備することがあると思います。
正直に言って先生方の態度に問題がある場合も多いのですが、患者さんの側にも責任があるというわけです。

 「健康ノート」あるいは「マイカルテ」を作ることをお勧めします。今までにかかった病気や気になる体調のこと(例えば頭痛や体重減少)など最近の検診結果などを1冊のノートにまとめるのです。それから今の症状を簡単にメモっておくのも良いでしょう。何時ごろから、どこに異常が出ているか、熱はどうかなど、です。医師は患者さんの話を聴き、どんな病気かを判断して、必要な処置を決め薬を処方します。ですから患者さんが話される時、出来るだけ情報が整理されていて分かりやすいことが必要なのです。「健康ノート」はきっと役に立ちます。

 「健康ノート」は先生への情報データベースになるだけではありません。健康の自己管理という面でも活躍します。仕事でこんな無理をした時にセキが出てとまらなくて困ったことがあったな、成るほど、自分は疲れがこんなところに出るのだな、などと日常的な健康管理に活用するのです。自分自身のことを知ること、それが自分の健康を守る第一歩であり、「健康ノート」に記録していくことはそのための手立てなのです。

大阪市立大学大学院 経営学研究科 特任教授
 株式会社 メディサイト 代表取締役 松村眞吾

かかりつけ医"を持とう         2013.06

 あなたはかかりつけの先生を持っていますか?
昔は近所の開業医の先生に何でも相談したものです。しかし、現代医学は驚異的な発展を遂げました。専門分化が進んで、病気の種類によっていろいろな専門医療機関にかかるのが普通になりました。専門医ランキング本の類も世に出回っています。医学の発展は頼りになることですが、日々の健康管理にとってはどうなのでしょうか。

 心身症という言葉を聞かれたことがあると思います。内科の病気かなと思って内科クリニックにかかっても原因ははっきりしない。心の病気が隠されているかもしれないのです。ご高齢者には、幾つものクリニック・病院をかけ持ちしている方も多いと思います。診察を受ける時、先生に毎日の生活のことや家族の病歴などをお話しできていますか?

 こんな時、かかりつけの先生を持っていることが大切なこととなります。「ご両親の既往歴からすると、あなたも同じ病気かもしれませんね」「あなたの仕事からすると、こういった病気の可能性がありますから、専門の先生に診てもらいましょうか」などと、的確な診断、適切なアドバイスをもらえる確率がぐっと高くなります。短い診察時間であっても、あなたの日常的な健康状態や生活背景、家族の病歴などを知ってもらっていたら、正しい診断、処方・処置、そして適時適確な専門医の紹介を受けられる可能性が高まります。

 胃腸の専門、心臓の専門、糖尿病の専門などと臓器別・病気別の専門の先生、内科、外科、メンタルクリニックなど診療科別の専門の先生の存在は、看板やホームページで謳ってあります。しかし臓器別・疾患別ではなく「あなたの専門医」は、あなたご自身で見つけて持つ必要があります。かかりつけの先生は、日常の健康相談から専門の病院紹介まで、あなたを熟知し、あなたの健康の入口をキチンと管理してくれる存在です。

大阪市立大学大学院 経営学研究科 特任教授
 株式会社 メディサイト 代表取締役 松村眞吾

掲載されている情報は変更になっている場合があります。最新情報は各連絡先までお問い合わせください。
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